次の時代の
Osaka Metroを
代表する新車両を設計する

S.Y.
2014年入社

志望動機を教えてください。

就職先選びで重視したポイントは、①事業内容に唯一性・独自性があり、明確な強みを保有している企業であること、②企業自体に変化・革新があり、企業の変化が自身の成長に繋がり、自身の成長を企業の発展に還元できるような環境であることの2点です。Osaka Metroは公営から民営への移行を見据えて採用を行っていた時期であり、1つの企業が大きく形を変える過渡期に業務に携わることで自身の成長に大きく繋げることが出来ると考え入社を決意しました。

入社してからの
キャリアを教えてください。

入社1、2年目は森之宮検車場で現場作業に携わり車両の基礎知識を学びました。その後入社3年目には緑木車両工場に移り、工場での電気関係業務に携わりました。新造車・中間更新車の受取検査など、業務幅も広がり、業務から学べる事・業務をこなすために学ぶ事がより多くなりました。入社4年目になると中百舌鳥検車場で担当として独り立ちし、1か月先の予定を組み上げて工程表を作成し、予定通りに検車作業を進められるように現場やメーカーとやりとりすることが主な業務になりました。自分の引いた工程で物事が進むため、業務に対しての責任感がこれまで以上に高まりました。入社5年目に車両設計課に異動。ニュートラム200系の不具合対応、中央線400系の設計(台車・連結器関係)に従事しました。入社7年目では初の出向を経験。日立製作所でメーカー側からの視点で中央線400系の設計に携わりました。

今の業務内容を教えてください。

Osaka Metroの鉄道車両は竣工から約40年程度で寿命を迎えます。私が所属する車両設計課では、車両寿命の折り返し地点(20~25年程度)で大規模な一部更新改造を行うための「改造設計」と、車両寿命を迎えた際に車両更新を行うための「新造設計」に大きく分かれており、その中でも私は「新造設計」の中の台車・連結器・ブレーキ装置関係を担当しています。業務内容としては、担当装置のスペックアップ要否検討や新規構造品導入時の問題点の洗い出し・解決などの設計業務、新造車両完成時の完成検査や、今後のメンテナンスについての整備要領の策定など多岐に渡ります。

どんなところにやりがいを
感じますか?

やはり自身で設計したものが実際に形になっていく様子は心躍りますし、設計担当としてやりがいを持って業務に取り組める一番の要素と考えています。特に中央線の新造車である400系に関しては設計当初から携わり、途中には製造メーカーである日立製作所に出向して設計・製造に取り組んできたこともあり、完成した車両を見た時の感動は非常に大きいものでした。現在(2022年10月)時点ではまだ400系は営業線を走行してはいませんが、この車両がお客さまを乗せて走る日を心から楽しみにして、業務に取り組んでおります。

自身の成長を実感した仕事を
教えてください。

日立製作所 に出向し、中央線400系の設計業務に携われたことは、自身にとっては大きなターニングポイントだと思います。純粋に車両設計に必要な知識を多く学べたこと、車両メーカー側の立場から車両の設計に携わることにより車両メーカー・鉄道事業者の2つの視点を持つことが出来たこと、他社のことを知ることで自社と比較できる「ものさし」が自分の中にでき、私にとって実りある2年間だったと感じています。

これからのビジョンと目標を教えてください。

400系01編成を無事に営業線に導入することを直近の目標として考えています。また、01編成での改善点を以降の量産車に反映し、400系をより良い車両に洗練していくことを第二の目標としています。長期的には、400系設計に用いた3Dモデルをメンテナンスに活用できるシステム構築に挑戦したいと考えています。

ONE DAY SCHEDULE

私の休日

中学、高校、大学とテニスを続けてきて、出向中はテニスコートが近くにあったので休日によくやったのですが、大阪に戻ってさぼりがちなので再開したいです。