新しい技術に果敢に挑み
攻めの姿勢で土木構造物を
維持管理する

O.T.
2016年入社

志望動機を教えてください。

大学院での専攻を活かし就職先は土木の知識を活かしたいと考えていました。ゼネコンも検討しましたが計画から施工、維持管理まで一貫して携わることができるインフラ業界へと絞りました。その中でも老若男女問わず、様々な人々の生活の支えとなっている鉄道業界に就職したいと思うように。Osaka Metroは地下構造物がメインであることから、これまで学んできた土木工学の知識を活かせる機会が多く、土木系社員が積極的に活躍できるのではと考え志望しました。

入社してからの
キャリアを教えてください。

入社1、2年目は工務部で改造工事や耐震補強工事の設計に従事。実際の土木構造物を対象とした設計の基本的知識を習得しました。入社3年目からは株式会社大阪メトロサービスで北急延伸区間の工事監理に携わり、新線建設の土木工事現場を担当しました。工事監理の仕事を通して事業主体や施主との調整について、その方法論等を学びました。入社4~5年目には計画部で地下鉄・ニュートラムの乗車人員や運輸収入の分析を実施。入社6年目は、技術部(工務)の部内の予算管理を担当し、部内事業を知ることができました。入社7年目に入ると技術部(工務)で 土木構造物の維持管理と耐震対策の設計と計画を担当。係長となり、チームのメンバーと協調して仕事を取り組むようになりました。

今の業務内容を教えてください。

私が所属する技術部統合設計事務所保線課では軌道・土木施設の改良および維持管理計画の立案、新技術の調査研究を行います。その中で私が担当しているのは、土木構造物の修繕工事と耐震対策工事の設計です。Osaka Metroは1933年の開業から長い年月が経過しており、補修が必要な箇所が複数箇所発生しています。土木構造物の長寿命化や近い将来発生するとされる南海トラフ地震に耐えうる耐震対策を計画しています。

どんなところにやりがいを
感じますか?

土木構造物の維持管理については、Osaka Metroだけの課題ではなく全国的な共通課題となっています。そのため維持管理に関する技術や材料は無数にあり、また、日々進化し続けています。その中から当社の構造物の状態や、施工可能な時間(終電から始発までの限られた時間)等の条件に合致した技術や材料を検討し計画・立案することが、前例のないチャレンジングなことであり、やりがいだと考えています。

自身の成長を実感した仕事を
教えてください。

入社して間もない頃に携わった地下鉄の耐震補強工事の設計が印象に残っています。設計業務といえば、黙々と計算や図面作成をするイメージを持たれるかもしれませんが、実際は、社内外との調整が数多くあります。耐震補強工事の場合、地下鉄の柱補強や橋梁の落橋防止を実施するのですが、これらには鉄道運行には欠かせない電気配管などの他の施設や設備が近接しており、工事前に移設するなどの調整が必要不可欠です。この経験を通じ、プロジェクトは決して一人や自部門だけで完結できず、社内の担当者が一丸となって推進していくものだということを認識しました。

これからのビジョンと目標を教えてください。

近い将来、Osaka Metroの土木構造物は100歳を迎え、維持管理において難しい局面が必ず来ると思っています。来るべきその日までに、これまで築き上げてきた先輩方の技術力を継承し、加えて新技術や新材料の開発・探求に挑戦していきたいと思います。また、これまで培ってきた社内外での調整能力を活かし、MaaSや都市開発部門といった技術分野以外の業務にも挑戦したいと考えています。

ONE DAY SCHEDULE

私の休日

家族と過ごしています。子どもを連れて近所の公園などにお出かけしています。趣味は旅行で、家族ができてからも、家族旅行と名を変えて色々な場所を巡っています。