お客さまの気持ち寄り添い
何かあったら
頼ってもらえる存在に
- H.C.
- 2021年入社
外国出身の私が来日して最も感動したのは日本の鉄道の正確さとサービスの良さでした。時刻通りに発着する電車もサービスの良い駅スタッフも日本を代表する文化の一つです。この文化を多くの方々に伝えたく、鉄道業界を目指しました。中でもOsaka Metroを目指したのは、2025年の大阪・関西万博でたくさんの観光客に日本の鉄道技術やサービスの素晴らしさを伝えるために、自分の語学力を活かせると思ったからです。
約1ヶ月の研修・実習期間を経てなんば駅に配属され、駅スタッフとしてお客さまへのご案内、精算業務などを担当しています。入社1年目はたくさんの失敗を経験しました。お客さまに誤解を与えるような案内をしてしまい落ち込んだこともありました。それでも入社2年目に入り、今度は後輩を指導する立場になったことで入社1年目に比べて精神力も強くなったと感じています。
現在は、御堂筋線なんば駅で駅スタッフとして働いています。担当する業務は主に改札業務(改札口でお客さまに乗換情報の案内、運賃の精算やICカードの処理)、駅長室業務(お得な乗車券の販売業務、ICカードの紛失再発行の業務)、ホーム監視業務(ホームでの放送、お客さまの乗降の安全確認、緊急時に列車を停車させたり、輸送指令所に報告すること)を行なっています。
仕事のやりがいは困っているお客さまを助けられることだと思います。ある日、改札口業務中、電車内にお忘れ物をされた外国人のお客さまが改札口に駆けつけてきたのですが、お客さまからの情報を元にすぐに他駅の駅スタッフと連携し大事な荷物を発見できたことがありました。お客さまから感謝の言葉をいただき、この仕事のやりがいはここにあるのだと思いました。
同期入社の中、私だけ外国人でしたので、言葉の違いや文化の違いもあって、不安ばかりでした。しかし、実習期間中、先輩がそんな私に外国人として日本で働くこと自体は簡単ではないが、無理に他人と比較せず、ありのままの自分を認めることが大事だと励ましの言葉をいただきました。ありのままの自分で積極的にお客さまと接するように心がけているうちに仕事に対する不安が解消され、自分を信じて日々の仕事に臨めるようになれました。
今後の目標は、駅スタッフとして接客経験を土台とし、乗務員試験を受けて車掌にステップアップしてOsaka Metroの顔になりたいです。それとともに、これからますます増えるであろう外国人のお客さまに対してもより良いサービスを提供するために、業務外の時間を使って語学力を磨いたり、各駅の乗り換え情報や観光地の最寄り駅などの情報収集にも努めたいです。