車両が安全に走る
「当たり前」を
きめ細かい点検で守る
- H.S.
- 2021年入社
私が中学2年生の時。祖母が地下鉄の車内で倒れたのですが、駅スタッフの方が冷静に対応してくれたおかげで一命を取り留めました。それが、私がOsaka Metroを目指した原体験で、Osaka Metroに入るために工業高校に進学したくらいです。就職活動をする中で、女性が働き続けられる環境や制度があることも魅力的でしたし、何よりも大阪市の人々の足として安全・安心に貢献したいと改めて思ったことが、私がここにいる理由です。
入社後の配属は車両部で主に地下鉄の車両機器点検を行なってきました。自分の父親よりも年上の方が私の“師匠”で、1年間じっくりと指導していただきました。Osaka Metroには熟練の技術を持つ方々が多く、電気のこと、配管のことなど業務上知っておかなければいけないことを伝授していただきました。
森之宮検車場で千日前線・中央線の点検業務を行っています。10日に1度の列車検査・3カ月に1度の月検査があり、私は月検査業務を行っています。月検査では、1日に一列車を点検しています。
日々、私自身も通勤など移動する際に地下鉄を利用しますが、自分が普段点検している車両が実際に営業線でお客さまを乗せて走行しているところを見るととても胸が高鳴り、やりがいを感じ、この仕事に就けていることを誇らしく思えます。車体番号を見て「あ、この前点検した車両だ」なんてこともありますね。
入社1年目のとき、私の指導者の技術員の方はとても電車のことを知っており、作業は丁寧でスピードもとても速く、まさに私が目指したい技術員でした。その方に電車の基礎・点検・試験の方法を教わり、入社2年目になり他の技術員の方と仕事をしたとき、知識の差はありましたが同じペースで作業できたことに成長を感じられました。
私の現在の目標は、森之宮検車場の車両班で泊まり勤務を経験することです。車両班では実際に営業線で問題があった際に出動し、突発な故障に対応するなど、知識が必要で難しい業務にはなりますが、今よりたくさんのことを学び、実践できると考えています。そして職場で周りから頼られる存在になりたいです。