電車をばらして、
調べて、組み立てて。
ベストな状態で送り出す

松本 航政Matsumoto Kousei
2018年入社

志望動機を教えてください。

大学で水や環境について研究をしていたこともあり、就職活動をはじめた当初は、水や環境に関連する企業を志望していました。いくつかの企業から内定をいただいたものの、具体的に働くイメージが湧かず、決心がつきませんでした。思い切って専攻とは全く関係ない分野まで視野を広げ、見つけたのがOsaka Metroでした。現場で体を動かして働く方が自分に向いている。汗を流したその先には、大阪中の人たちの日常を支える喜びがある。工具を持って働く自分の姿がハッキリと頭に浮かび、ここでならやりがいを持って働けると確信し、入社を決めました。

今の業務内容を教えてください。

電車の検査には、8年以内毎にモータや車輪などを取り外して大規模に点検・整備する「全般検査」と4年以内毎に行う「重要部検査」があります。私が勤務する緑木車両工場では、御堂筋線から千日前線の第3軌条方式の車両5路線の全般検査と重要部検査を担当しています。4年間走り続けた車両が、2日毎に2両単位に切り離され工場に入場し、8日間かけて隅々まで点検・整備し、ベストコンディションで送り出すのが私たちの役目です。車両は大きく台車と車体に分けられますが、私は車体部分を担当しています。電動発電機、ブレーキ装置、扉、連結器といった機器から、エアー配管や配線まで、非常に多くのパーツの点検・整備が対象となります。

どんなところにやりがいを
感じますか?

点検項目が非常に多いので、8日間という期間も余裕があるわけではありません。そのうえ、電車は見た目以上に繊細で、例えば蛍光灯の灯具に付着したホコリひとつで、絶縁性能が大きく変わることもあります。スピードと慎重さが求められるなか、グループ一丸でやりきる。だからこそ、元気な姿で工場を出て行く車両を見送る瞬間は達成感があります。また、プライベートで、自分が担当した電車に乗り合わせた際、大勢のお客さまが利用されている姿を目の当たりにすると、自分の仕事が誰かの役に立っていることを実感して、明日も頑張ろうという気持ちが湧いてきます。

自身の成長を実感した仕事を
教えてください。

入社当初は、知識も技術も足りず、先輩なら数十分でできる作業に何時間もかかってしまうこともありました。早く一人前になって、組織の役に立ちたい。そうした思いから、手が空いたときは「次何しましょう?」と上司に指示を仰ぐように心掛けていました。半年くらい経ち、8日間の作業工程がある程度わかってきた頃。いつものように手が空いたのですが、「次は連結器の取り外しがあるから、先にボルトの割ピンを外しておこう」という風に、率先して前準備を行いました。すると上司から「お、松本助かるわ。わかってきたな」とうれしい言葉が。少しですが組織に貢献できたことで、自信になりました。

これからの目標を教えてください。

一通り業務は覚えたものの、まだまだ表面的に理解した程度。例えば、御堂筋線とワンマン運転の千日前線の車両では点検方法が異なったり、車系の違いや同じ20系という車両でも新型と旧型で、配線や配管が違ったり、覚えることは山ほどあります。先輩はその違いが頭に入っていて、私が困っているとどこからともなく現れて、「なぜ配線が違うのか」「どうしてこの点検手法をとっているのか」など、自身の手を止めて、わかりやすく教えてくれます。エンジニアとしても、人としても尊敬できる方ばかり。遠くに見える背中に、少しでも早く近づきたいです。

ONE DAY SCHEDULE