Special issue 女性キャリア座談会 Osaka Metroと自分らしいキャリア

年齢や性別を問わず、さまざまな人が活躍できる。それが、Osaka Metroです。
日々経験を積み重ね、それぞれがハイキャリアへと着実に歩みを進めています。
今回は、自分らしいキャリアを追いかける4名の女性社員に話を聞きました。

S.H.
交通事業本部 技術部
電気管理事務所 森之宮保安情報区
(2020年入社)
工業高校で電気を専門に勉強した知識を活かしながら、「人の暮らしに密接する仕事がしたい」という思いを軸に就職活動を行い、Osaka Metroに入社を決める。現在は、電気部署で信号機のポイントの整備点検などの業務を担当しており、Osaka Metroの「安全・安心」を支えている。
K.M.
交通事業本部 技術部 技術課
(2022年入社)
限られたターゲットだけではなく万人から必要とされる仕事がしたい、生まれ育った大阪に貢献したいという思いを軸に会社を選ぶ。Osaka Metroは通学で12年間利用していたこともあり、「安全・安心」の意識をユーザーとして感じていた。現在は、総合職技術系機械職で唯一の女性社員として日々奮闘中。
F.C.
交通事業本部 安全推進部 安全推進課
(1995年入社)
母親が仕事と家庭を両立させる姿を見て育ったことから、ライフステージにかかわらず長く勤められる会社を希望。Osaka Metro(当時の大阪市交通局)が運転関係職員の女性採用を始めたタイミングで、大阪の交通手段の要として社会貢献がしたいと思い、入社を決意。現在は、本社勤務となり、輸送の安全の確保に必要な施策の推進に関する業務を担当。
H.T.
社長室(1992年入社)
自営業の両親を見て育ち、早く自立したいという思いで就職活動を行う。たまたま手に取った本で大阪市の歴史を知り、生まれ育った大阪市を誇りに思い、大阪市の採用試験を受けた。さまざまな部署で経験を積み、現在は、社長室長として、経営の根幹に携わっている。

毎日がチャレンジと勉強の連続で、成長の積み重ね。

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

一同
よろしくお願いします!

まずは、みなさんの現在のお仕事内容を教えてください。

H.T.
では、私からお話しますね。私は社長室長というポジションで、3名の秘書をまとめ社長室の的確な運営をするという仕事をしています。社長のすぐ近くで、会社全体の動きや事業の展開を間近で見ることができ、経営者の目線の高さに驚くことばかりです。そこに追いつくために、どうすれば良いか、日々考え、勉強し、奮闘しています。これだけ長く勤めても勉強の毎日なのだから、若い方たちは、毎日新しいことだらけですよね。
S.H.
もう本当に、毎日勉強です。私は電気部署で、線路を実際に歩いてみて、信号機がちゃんと光っているか、曇っていないかなどを点検したり整備したりして、輸送の安全を守る業務に携わっています。目で見たり触ったりして判断することが多く、とにかく経験が何よりも大切な仕事。日々の中でたくさん学んで、1日でも早く一人前になりたいです!
K.M.
私も、入社してからずっと勉強の毎日です。業務は主に2つあって、技術部門の新規事業展開に向けて、先進技術や現状課題などの情報をまとめることと、技術部門に関連する「お客さまの声」を集約して、お客さまサービス向上のための対策につなげる仕事。どちらも電気、車両、土木、建築と4つの部門がある技術部の連携をはかる業務で、各部門の知識が広く必要とされるので、先輩たちにアドバイスをもらいながら進めています。少しずつですが、わかることやできることが増えてきて、嬉しく感じています。
F.C.
私も部署は違うけど、同じように部署をまたいで全体を取り計らう業務なので、気持ちはすごくわかります。
K.M.
どんなお仕事をされているのですか?
F.C.
安全推進部に所属していて、私は、輸送における安全の確保に必要な施策を企画し、調整する業務を行っています。入社してからずっと駅や乗務所で働いていて、2年前に本社勤務になったばかりだから、本当に右も左もわからないゼロからのスタートでした。でも、周りの方たちに、「今は吸収の時期だから、思い切りやっていいよ」と言ってもらっているので、伸び伸びと成長できていて、ありがたい限りですね。
H.T.
社員の“チャレンジしたい”という気持ちを、心から応援してくれる会社だから、いろいろなことに挑戦できると思います。
F.C.
本当に。20年以上駅や乗務所で働いていた私の、突然の本社勤務へのチャレンジでも、温かく迎えてくださる環境があるから、今こうしてお仕事ができているのだと感じます。

大阪のまちを根底から支え、変えていく会社。

数ある企業の中から、みなさんがOsaka Metroで働くことを選んだ理由を教えてください。

H.T.
私は、両親が自営業をしており、幼い頃から経営は難しいことだと痛感していて、早く自立したいと思っていたんです。あるとき、大阪の歴史を学ぶ機会があって、大阪の根底にあるパワーのようなものに魅了されて。ここにいる4人はみなさんそうだと思いますが、そんな大阪に根付いた仕事がしたい、と思ったのが入社のきっかけでしたね。
F.C.
私も、母親が家庭と仕事を両立させている姿を見てきて、長く勤められる会社を希望していました。そんなときに、大阪市交通局が運転関係職員の女性採用を始めることを知って、新しいことに挑戦したい!という気持ちで応募しました。H.T.さんがおっしゃるように、生まれ育った大阪のまちに社会貢献できるというのも決め手の一つでした。そのときはまさか、数十年後に本社で勤務しているなんて思いもしませんでしたけど(笑)
H.T.
本当に(笑)入社してさまざまな部署を経験していますが、どこにいても前向きに捉えて、少しずつ自分を成長させてきたから長く勤めてこれたのかな。
F.C.
お二人は、Osaka Metroに決めた理由は何でしたか?
S.H.
人の暮らしに近いところで仕事がしたい、とずっと思っていて、大阪を交通という基盤で支えているOsaka Metroに入社を決めました。民営化されたばかりだったこともあり、企業としての可能性にも期待していました。
K.M.
私も、限られた人だけではなく、多くの人から必要とされる仕事がしたいな、という思いでOsaka Metroを選びました。S.H.さんがおっしゃるように、民営化は私にとっても大きなポイントでした。
H.T.
私とF.C.さんは、民営化前から働いていますが、S.H.さんとK.M.さんは、民営化をどのように捉えていますか?
S.H.
やはり、民営化は転換期であり、会社や組織が大きく変わる節目だと思っていて。きっと、今まで以上にいろいろな新しいことにチャレンジしていくのだろうと考えると、Osaka Metroの基盤である「安全・安心」を私の技術で支えてみたいと思ったんです。
K.M.
民営化に関しては、新規事業への勢いで毎日実感しているところです。少し前の学生だった頃は、外からOsaka Metroを見ていて、鉄道のイメージが強かったのですが、実際に入社してみると、知らなかった事業がほとんどで。民営化を機に新しいことで大阪を変えていこう、という思いを社内にいるみなさんから感じます。
F.C.
民営化してOsaka Metroとしての日はまだ浅いですが、それまでの長い歴史があるので、その分、社内に知見も溜まっていますし、会社として何かをしたいと思ったときに、実現まで一気に向かっていけるところは、Osaka Metroの強みの一つかもしれません。
H.T.
これまでの実績で、何段階もジャンプして事業を進めていけるので、圧倒的なスピード感がありますよね。

女性としてキャリアを積んでいる人が、目の前にいる安心感。

女性としてキャリアを積んでいくことに不安などはないですか?

S.H.
電気の現場で働く女性社員は、私で2人目なのですが、働きにくさを感じたことはないです。男女かかわらず、“個人のスキル”をきちんと見て判断や評価をしてくださっているので、女性だから不安、ということはありません。
H.T.
そうですよね。私も何十年と勤めてきて、女性だから、男性だからというのを感じたことはありません。性別関係なく、結果や実績を評価してもらえる環境が整っています。現に私が、産休・育休を取りながら実践してきましたしね。
K.M.
私の部署も女性が一人だけなので、こんなふうにキャリアを積まれているかっこいい先輩が社内にいることがとても心強いです。
S.H.
わかります!しっかり頑張れば、きちんと評価されて自分の望んだキャリアになれるんだと、今日みなさんとお話したことでクリアになったので、自信を持って、安心して日々の業務に挑めます。
H.T.
素直に嬉しいですね。困ったことがあったらいつでもメールでも電話でもしてね(笑)
F.C.
男女問わず、誰かを想うことが自然と身についている人が多いなというのは、入社以来ずっと感じていることです。駅の現場採用の女性一期生で、私も周りの男性社員のみなさんも初めてのスタートでしたが、お互いわからないなりに相手の立場に立って一緒に考えて、少しずつ改善してきました。
K.M.
男性も女性も、誰もが心地よく過ごせるようにお互いを想い合っているのは、私も毎日感じています。
F.C.
本当にそうですよね。そういう社風だから、産休や育休の際も、不安なく自分のことに専念することができました。
H.T.
男性も積極的に育休を取っていますしね。産休に入るときも、理解を持って、支えてくれる仲間がいてくれることを実感していたので、仕事を長期間休むことに対する焦りもなく思い切り子育てできました。

人を想う気持ちが、Osaka Metroのカルチャー。

最後に、これから一緒に働く仲間へのメッセージをお願いします。

H.T.
今、Osaka Metroでは中期経営計画の実現に向けて、社員一丸となって前を向いています。もちろん、大阪の交通課題はたくさんありますが、その中で生まれた都市型MaaS構想は、課題解決に向けた、私たちの一つの答えです。交通だけでなく、都市開発やマーケティングなど、新しい発想と知恵、蓄積された知識を掛け合わせて前に進んでいく喜びやワクワクを感じられる会社だと自負しています。
K.M.
本当に毎日新しいことに挑戦していく姿を見ていて、ワクワクの連続です。「自分が何をしたいのかわからない」「得意な分野がわからない」という方でも、Osaka Metroなら、きっと楽しいと思うんです。都市型MaaS構想で、新しいことにどんどんチャレンジしていく中で、やりたいことや興味を惹かれることが見つかると思います。
S.H.
民営化したばかりの新しい会社であることと、今まで積み重ねてきた歴史を両立しているというのは、他社にはない大きな魅力だと思っています。鉄道だけではなく、大阪のまち全体を変えていこうと、社員みんなが同じ方向を向いて進んでいるパワーは絶大です。私は、それを「安全・安心」から支えていきたいし、一緒に変えようと思ってくださる方たちとお仕事ができたら嬉しいです。
F.C.
思い切りハイキャリアをめざしたい、子育てと両立させたい、自分らしく働きたい、そんないろいろな考えを受け入れてくれる会社です。Osaka Metroで働く誰もが人の気持ちに寄り添うことができる人なので、自分の気持ちを大切にしながら働けています。変化や挑戦をちょっぴりでも楽しめるのであれば、私のように、想像もしていなかった場所に、会社が連れて行ってくれるかもしれません。
K.M.
やっぱり、電車を使ってくださるお客さまを日常生活の中で見ることができるので、自然と誰かを想う気持ちは身についてきますよね。自分の仕事の先にお客さまがいることを日々実感しながら過ごせるのも、Osaka Metroならではだと思います。
H.T.
ぜひ、若い力と新しい考え方をOsaka Metroにぶつけに来てください!

※記事内容および社員の所属は取材当時のものです。